イタリア旅行ローマ1日目 気分はオードリー・ヘップバーン | 歴くまブログ

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イタリア旅行ローマ1日目 気分はオードリー・ヘップバーン

こんにちは、歴くまです!

「永遠の都」ローマ、生涯に一度は行ってみたいと思っていたので、スペイン広場を見たときは「ああ…、遂にローマに来たんだ…。」と感動しました。

ですが、感動に浸っていたのも束の間…、私たちのイタリア旅行は波瀾万丈の幕開けとなるのです…。

と、意味深な一文からイタリア旅行本編を始めたいと思います。

実際に行ったのは半年前の2019年3月上旬ですが、日記をつけていたので昨日のことのように思い出せます。

現地のイタリア人との絡みもありますので、情報収集としてだけでなく読み物としても見ていただけるとうれしいです!

空港に到着、突然震えだすスマホ

イタリア旅行初日の昼、私と友人はローマ・フィウミチーノ空港に降り立った。

飛行機の中でイタリアの歴史本を読んできたので、テンションは最高潮!

慣れないイタリアの券売機で切符を買い、列車に乗ってウキウキ気分、次の瞬間

ブルッ、ブルッ

突然の震動、それは私のスマホからだった。

恐る恐る見てみると…。

ゲームしようぜ!

日本にいる友人からだった。

そして私は次のように返す。

いまローマ!

ここぞとばかりに5文字で心の「ドヤァ」を表現し、さらに追い打ちをかけるように列車の外の風景を撮って送りつけた。

どんな反応が返ってくるかとワクワクしながら待っていると、

ブルッ

来た来たぁ!

もっといい写真ないのかよ笑笑

やってしまった、完全に蛇足だった…

こうして私たちのイタリア旅行は、軽い先制パンチを食らいながら始まった。

ローマの休日の舞台で大興奮!

列車を降り、ローマ・テルミニ駅に到着した私たちは、早速ホテルへと向かった。

ホテルは駅から目と鼻の先、チェックインを済ませてエレベーターに乗るも

ガコンガコンガコン

(結構古いエレベーター見たいだけど大丈夫かな…。)

結局、いきなりフリーフォールなんてことはなく客室に到着。

低予算で観光を楽しむプランを立てていたので、ホテル代は抑えたが果たして…。

なんと最上階の角部屋!しかも部屋めっちゃきれい!

扉の立て付けは少し悪かったけど、そんなの気にならないほどいい部屋!

さらにハイテンションになった二人は『ローマの休日』聖地巡りに直行!ポンポンポーン!

地下鉄に乗ってスペイン広場へ、まず私の夢の一つであるスペイン階段でジェラートを食べる!と行きたかったんですが、階段でジェラートを食べるのは禁止されていたので渋々スペイン広場を眺めながら食べることに…

でもジェラートはマジで最高だったぜ!(ボキャ貧)

そして、ローマの休日で新聞記者のジョーが住んでいたアパートへ、一般人が住んでいるので部屋まで行くことはできなかったが、「お金が溜まったら、いつかこんなところに住んでみたいなー」とちょっと思った。

親しげな長友大好きイタリア人、その裏の顔は…

休んでいる暇はない、ローマには観光名所が集中している

というか、観光名所しかない!

さっそくトレヴィの泉へGO!

この泉は後ろ向きにコインを投げ入れると再びローマを訪れることができるという伝承がある。

こんな言い伝えがあるからか、元日の明治神宮もびっくりの集金力!

でも基本的に投げ入れるのはコインなので、万札が飛び交う元日のお賽銭と比べたらたかが知れてるか…。

とか思いながらお賽銭を投げ入れ、次の目的地パンテオンへ。

パンテオンにはイタリアを統一した王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の墓がある。

彼はサルデーニャ王国の王であり、サヴォイア家の出身だった。

しかし、統一されたイタリア王国は、後にフランスから国家としての承認を得るために、王家の故地サヴォイアを手放してしまうことになる

パンテオンに眠るヴィットーリオ・エマヌエーレ2世は、サヴォイアがフランスの手に渡るのをどんな気持ちで見ていたのだろうか。

さてさて、お次はナヴォーナ広場、観光名所がギュッと詰まっているので、サクサク行けるのがローマの良い所。

ナヴォーナ広場

ナヴォーナ広場は古代には競技場だったが、現在は噴水がある広場になっている。

噴水は「四大河の噴水」と呼ばれ、ナイル川(アフリカ)、ガンジス川(アジア)、ドナウ川(ヨーロッパ)、ラプラタ川(アメリカ)を擬人化したものらしい。絶対ラプラタ川だけ知名度低いだろ。

個人的にはナイル川、ガンジス川、ドナウ川、みんな大好きタマちゃんの多摩川でいいと思う。ありおりのあり。でもアジア2つになるからダメだ

などと考えながらぶらぶらしていると

ナガトモ?ジャパン?トウキョウ?

なんだこの男は?向こうから声を掛けてくるなんて絶対に怪しい!

無視無視無視無視!

「トウキョウ!」

はい、無視できませんでした!パーリーピーポー!

こうなったらとことん付き合ってやるぜ!

Friends! I stayed Osaka three days!」

な、なかなか流暢な英語をしゃべるじゃねえか!こいつはますます怪しい…。

何を言おうか考えた次の瞬間!

ギュッ

なにいいいい!突然のshake handsだとおおおお!!!

完全に不意を突かれた私は、ただニコニコするしかできなかった。

Magic!

ん?奴が取り出したのは…、ミサンガ!!!やばいよやばいよ!絶対ミサンガ巻かれて腕から取れなくて高額請求されて「払えないなら体で払ってもらうって」言われて地下でローマの遺産を発掘する強制労働をさせられるコースだよ!!!

と、0.2秒で考えた私はとっさにこう言った。

No!

すると男は

「Thank you!」

と言って、次のターゲットを同行していた友人に定め、去っていった。

ちなみに友人はガン無視だった。賢い。

初日の観光もいよいよラスト!最後の力を振り絞る

ローマ市街地を歩いていると、突如出現するのがトッレ・アルジェンティーナ広場。ガイドブックにも目立つところには書かれていない。

一段低くなっているので覗いてみると…、猫しかいねえ!

トッレ・アルジェンティーナ広場

この広場、どうやら人間は入れないらしく、野良猫のたまり場になっているらしい。

しかもこの広場、なんとあのカエサルが暗殺された場所なのだ!

しかし、帰国してからそのことを知ったので、当時の私は

ねこきゃわいー♡こっちむいてー♡

頭の中はお花畑で、そんな重要な場所だとは微塵も思わなかった

そんなマタタビスポットから直進すると、くそデカい建物が見えてくる。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂…、ってまたお前かい!

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

さすがは統一イタリア初代国王、銅像だけでなく記念堂まで建てられてしまうとは

『ローマの休日』ではジョーのアパートから記念堂がみえるので、映画をチェックしてみよう!(うる覚え)

はー、今日は歩いた歩いた…。と思ったら目の前に美術館らしい建物が!

やれやれ、ローマはまだ俺たちを休ませてはくれないらしい…。

早速お手並み拝見…って

でっか!

何か教科書で見たことがあったような…。

そう、これはローマ皇帝コンスタンティヌス1世の頭部の像。なんと彼はローマ皇帝として初めてキリスト教を信仰した人物だった!

そしてこの美術館はカピトリーニ美術館、一般市民に公開された美術館としては世界最古のものだそうだ。

他にもローマを建国した伝説の兄弟ロムルスとレムスの像や、この髭もじゃ見たことある!という倫理選択者も多いであろうソクラテスの胸像などが所狭しと並んでいる。

圧倒的なボリューム、気が付いた時には日が暮れていて、閉館時間が迫っていた。

ローマの観光名所を堪能し、世界最古の美術館にも行けて大満足!

さあ、あとは腹ごしらえだ

ローマ・テルミニ駅の近くにいい感じのレストランを見つけ、入ってみる。

うーん、なんか現地人の気分…、って日本人しかいねぇよ!

それもそのはず、日本人のブログで紹介されていたからか、店内は日本人だらけで大盛況!

メニューも日本語でちょっと萎えてしまった…。

でもペペロンチーノは安くてうまくて大満足!(2回目)

明日はいよいよバチカン、飛行機の乗り継ぎと初日の観光でヘトヘトになっていた私たちは、およそ丸二日ぶりのベッドの上で眠りにつくのだった…。

使ったお金

1ユーロ=100セント、当時1ユーロは130円くらい

  • 電車(空港→ローマ・テルミニ):14ユーロ
  • 電車(地下鉄):1.5ユーロ×2 地下鉄は1.5ユーロで100分乗り放題!
  • ジェラート:3ユーロ
  • トレヴィの泉:50セント とりあえず投げとけ
  • カピトリーニ美術館:13ユーロ ちょいと値は張るが、見る価値は大いにあり!
  • 夕食(ペペロンチーノ+水):5ユーロ(ペペロンチーノ)+1.5ユーロ(水) 水は持って帰れるぞ!

合計はぴったり40ユーロ(約5200円)!

一日40ユーロくらいには抑えたいなと思っていたので、まあまあいいスタートを切れたんじゃあないでしょうか。

翌日は、いよいよキリスト教の総本山、バチカンです!

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